昨年7月には関係研究者と共同で、植民地における帝国大学について、アメリカ合衆国ボルティモアのジョンズ・ホプキンス大学で開かれた第12回国際東アジア科学史学会で野副鐵男と台北帝国大学について発表した。 さらに、台湾において健在の野副鉄男の弟子にインタヴューを行い、野副関係のインタヴューを終える事が出来た。 さらに東北大学史料館では、昨年に引き続き眞島利行の日記のコピーの入手し、その一部の解析を進めた。 さらに、昨年度の終わりにロンドン大学の特別文書館でラムジー文書を調査して、発見した東北帝国大学の化学者小川正孝の「ニッポニウム」発見に関する新史料および、パリの科学アカデミーの文書館で発見した、日本への地球化学導入に功績のあった東北帝国大学の高橋純一に関する新史料の整理を開始し、一部の分析を行った。
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