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2008 年度 実績報告書

第2次世界大戦期におけるソ連邦科学アカデミーの研究

研究課題

研究課題/領域番号 19500858
研究機関広島大学

研究代表者

市川 浩  広島大学, 大学院・総合科学研究科, 教授 (00212994)

キーワード第2次世界大戦 / 旧ソ連邦 / 科学アカデミー / 戦時疎開 / 戦時研究 / 科学動員 / 科学者 / アカデミック・ソサエティー
研究概要

本研究は、文献(書籍、論文、その他の図書資料)、および文書記録類(公文書、ドキュメント、データ等)を資料として、それらを読むことを通じて史実を再構成する、いわゆる文献実証の方法を採用する。その内容は、おもに、文書記録類の閲覧・摘記と文献の収集・分析である。
本年度は、9月にロシア連邦モスクワ市、およびサンクト=ペテルブルク市において16日間の調査・研究旅行を実施した。モスクワでは、モスクワに所在していた研究機関内部の共産党組織の文書記録類を所収しているモスクワ中央社会=政治史文書館、およびロシア科学アカデミー文書館、サンクト=ペテルブルク市では科学アカデミー文書館サンクト=ペテルブルク支部等において関連する文書記録類の調査・摘記を実施した。また、2月にも1週間、モスクワ市に出張し、ロシア科学アカデミー文書館、モスクワ国立大学物理学部記念館、およびロシア科学アカデミー・P.L.カピッツア名称物理問題研究所P.L.カピッツア記念館にて関連する文書記録類の調査・摘記・複写を実施した。
こうして収集した資料の整理、一部資料の抄訳については、日本語がわかる在日ロシア人に、研究補助者として協力をお願いした。
本年度は、資料分析の現時点における成果をとりまとめ、とりあえず勤務校の紀要の[調査研究報告]の部類に投稿した。また、研究成果の一部を活かし、従来からの課題と結びつけたかたちで、学会報告をおこなった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] [調査研究報告]戦時下のソ連邦科学アカデミ--その戦時疎開について(続報)-2008

    • 著者名/発表者名
      市川 浩
    • 雑誌名

      広島大学大学院総合科学研究科紀要III『文明科学研究』 3

      ページ: 31-50

  • [学会発表] どのような人たちが量子力学や相対性理論に反対したのか? -1940年代におけるソヴィエト物理学者の群像-2008

    • 著者名/発表者名
      市川 浩
    • 学会等名
      日本科学史学会第12回西日本地区研究大会
    • 発表場所
      桃山学院大学トマス館T-OO1
    • 年月日
      2008-12-06
  • [備考]

    • URL

      http://home.hiroshima-u.ac.jp/ichikawa/

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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