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2009 年度 実績報告書

第2次世界大戦期におけるソ連邦科学アカデミーの研究

研究課題

研究課題/領域番号 19500858
研究機関広島大学

研究代表者

市川 浩  広島大学, 大学院・総合科学研究科, 教授 (00212994)

キーワード第2次世界大戦 / 旧ソ連邦 / 科学アカデミー / 戦時疎開 / 戦時研究 / 科学動員 / 科学者 / アカデミック・ソサエティー
研究概要

本研究は、文献(書籍、論文、その他の図書資料)、および文書記録類(公文書、ドキュメント、データ等)を資料として、それらを読むことを通じて史実を再構成する、いわゆる文献実証の方法を採用する。その内容は、おもに、文書記録類の閲覧・摘記と文献の収集・分析である。
本年度は、9月12日~26日の間、ロシア連邦モスクワ市において資料調査にあたった。モスクワでは、ロシア科学アカデミー文書館の特別の配慮により、その休館日も含めて関連する文書記録類の調査・摘記を実施することができ、おかげで調査課題については本研究の所期の目的をほぼ果たすことができた。こうして収集した資料を解読し、調査研究報告書として、勤務校の紀要に発表した。
最終年度となる本年度、3年間にわたる調査研究の結果を考察し、その成果を学術論文のかたちにまとめ発表した(発表誌については、期日の関係で、やはり紀要のひとつにお願いすることになった)。また、本研究において発表した調査報告書、論文をひとつにまとめた小冊子を作成し、科学史分野のみならず、ロシア史分野の広範な研究者に配布した。さらに、研究結果については、ロシア科学アカデミー・S.I.ヴァヴィロフ名称自然科学史=技術史研究所技術史=工学史部の知己からの要請に従い、2010年2月にモスクワに3日間だけ出張し、同月25日に同部主催で開催されたセミナー規模の研究会「大祖国戦争勝利65周年記念学術会議」においてロシア語で発表した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] ソ連邦科学アカデミーの戦時疎開に関する一考察2010

    • 著者名/発表者名
      市川浩
    • 雑誌名

      広島大学大学院総合科学研究科社会文化論集編集委員会『社会文化論集』 11

      ページ: 1-28

    • 査読あり
  • [雑誌論文] [調査研究報告] 戦時下のソ連邦科学アカデミー―その戦時疎開について(III報)―2009

    • 著者名/発表者名
      市川浩
    • 雑誌名

      広島大学大学院総合科学研究科紀要III『文明科学研究』 4

      ページ: 33-50

  • [学会発表] ソ連邦科学アカデミーの戦時疎開について-25の自然科学系・工学系研究所に関する調査結果-2010

    • 著者名/発表者名
      市川浩
    • 学会等名
      ロシア科学アカデミー・S.I.ヴァヴィロフ名称自然科学史=技術史研究所技術史=工学史部「大祖国戦争勝利65周年記念学術会議」
    • 発表場所
      ロシア科学アカデミー・S.I.ヴァヴィロフ名称自然科学史=技術史研究所
    • 年月日
      2010-02-25
  • [備考]

    • URL

      http://home.hiroshima-u.ac.jp/ichikawa/

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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