日本における機械製造技術の変遷-大正期の工作機械用製作用図面の検討-

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19500859
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 科学社会学・科学技術史
• 研究機関: 日本工業大学
• 研究代表者: 丹治 明 日本工業大学, 工学部, 講師 (70217214)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: 機械技術史 / 工作機械 / 製作用図面 / データベース / 大正時代

研究概要

工業技術博物館は、発足当時から、工作機械等の実機ばかりでなく、文献資料や工作機械等の製作用図面を収集している。本研究では、「収集・保存されている製作用図面のデジタル・データ化の推進」と「本データベース・システムの試用」を行った。
製作用図面を大判スキャナーを用い、製作用図面の約80%のデジタル化を実施した。得られた製作用図面のデジタル・データは、当研究室内に設置したサーバーマシンを用いて、閲覧を実施して、試用を進めている。

研究成果

• [雑誌論文] 手仕事道具の特別展と資料の3d画像による保存法の検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 丹治明・松野建一
  • 雑誌名: 第33回総会研究発表講演論文集(産業考古学会) ページ: 26-29
  • 査読あり
• [雑誌論文] 古典飛行機の復元作業による技術史教育の実践 (2009)
  • 著者名/発表者名: 丹治明・渡辺顯・松野建一
  • 雑誌名: 研究報告(日本工業大学) 第39巻 ページ: 57-61
• [雑誌論文] Education on Technological History Through Restoration of Classic Airplane (2008)
  • 著者名/発表者名: Akira TANJI・Akira WATANABE・Kenichi MATSUNO
  • 雑誌名: HISTORY OF MECHANICAL TECHNOLOGY AND MECHANICAL DESIGN(CJICHMTMD-2008, Beijing) ページ: 91-96
  • 査読あり
• [雑誌論文] 工作機械など300点以上を動態保存・展示している日本工業大学工業技術博物館 (2008)
  • 著者名/発表者名: 丹治明
  • 雑誌名: 博物館研究 第43号 ページ: 10-12
  • 査読あり
• [雑誌論文] 技術革新に関する企業内資料の調査研究(3)-大型図面のデジタルアーカイヴ化- (2007)
  • 著者名/発表者名: 丹治明・松野建一・山崎幹泰・下川雄一・中森勉・竺覚暁
  • 雑誌名: 日本の技術革新-経験蓄積と知識基盤化-研究成果集 ページ: 912
  • 査読あり
• [雑誌論文] 技術革新に関する企業内資料の調査研究(3)-全文検索を利用した資料分析手法- (2007)
  • 著者名/発表者名: 下川雄一・山崎幹泰・中森勉・竺覚暁・丹治明・松野建一
  • 雑誌名: 第3回国際シンポジウム「日本の技術革新-経験蓄積と知識基盤化-」研究発表会論文集 ページ: 99-100
  • 査読あり
• [学会発表] それは100年前に始まった-日本近代産業と博物館- (2010)
  • 著者名/発表者名: 松野建一・丹治明
  • 学会等名: 復元された植原鉄工所、産業文化博物館コンソーシアム
  • 発表場所: 印刷博物館
  • 年月日: 2010-03-18
• [学会発表] 日本工業大学工業技術博物館における資料収集・展示の現状と課題 (2008)
  • 著者名/発表者名: 松野建一・丹治明
  • 学会等名: 産業文化博物館コンソーシアム
  • 発表場所: 日本工業大学
  • 年月日: 2008-09-18
• [学会発表] 大正・昭和期の工作機械設計図面データベースの技術史教育への応用 (2007)
  • 著者名/発表者名: 丹治明
  • 学会等名: 日本機械学会、技術と社会の関連を巡って:過去から未来を訪ねる
  • 発表場所: 千葉大学工学部
  • 年月日: 2007-12-08
• [学会発表] 精密小型旋盤の修復をとおして観察した昭和中期の先端工作機械技術 (2007)
  • 著者名/発表者名: 雲土雅史・丹治明
  • 学会等名: 産業考古学会第31回総会研究発表会
  • 発表場所: 川崎市産業振興会館
  • 年月日: 2007-05-12