研究課題
基盤研究(C)
本研究は、アジア太平洋戦争に敗北し、日本が東アジアに保有した広大な植民地を喪失した1945年以降の日本における人類諸科学(自然人類学、民族学、民俗学など)の歴史を跡付け、人類諸科学における戦時中との連続性/非連続性について考えようとするものである。(1)九学会連合の対馬調査(1950・51年)と(2)自然人類学者による混血児研究、生理学者による環境適応能力研究に焦点を当て、これらの研究が、アジア太平洋戦争とその後の東アジアにおける冷戦構造の枠組みの中で行われていたことを明らかにした。
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科学史研究 48巻252号
ページ: 245-252
図書 730号
ページ: 16-19