バイオマス燃焼由来の含酸素揮発性有機化合物の炭素同位体的特徴づけ

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19510005
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 環境動態解析
• 研究機関: 東京工業大学
• 研究代表者: 山田 桂太 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教 (70323780)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 揮発性有機化合物 / 炭素同位体比 / バイオマス燃焼

研究概要

大気化学的に重要なメタノールについて炭素同位体比を計測する方法を構築した。大気メタノールの重要な発生源の一つであるバイオマス燃焼で放出されるものについて炭素同位体比の特徴づけを行った。結果、バイオマス燃焼で放出されるメタノールは、植物が直接放出するメタノールと同位体的に大きな違いがあることがわかった。このことから炭素同位体比を計測することで、大気中のメタノールが植物由来なのかバイオマス燃焼由来なのかを区別できることを見出した。

研究成果

• [雑誌論文] Isotopic characterization ofatmospheric methanol emitted from biomassburning and leaves (2009)
  • 著者名/発表者名: K. Yamada、R. Hattori、Y. Ito、H. Shibata、N. Yoshida
  • 雑誌名: Proceedings of 4^<th>International Symposium on Isotopomers ページ: 160-162
• [雑誌論文] Isotopiccharacterization of atmospheric hydrogenemitted from biomass burning (2009)
  • 著者名/発表者名: K. Yamada、M. Hayashida、H. Shibata、S. Toyoda 、N. Yoshida
  • 雑誌名: Proceedingsof 4^<th>International Symposium onIsotopomers ページ: 163-164
• [学会発表] Isotopic characterization ofatmospheric methanol emitted from biomassburning and leaves (2008)
  • 著者名/発表者名: K. Yamada、R. Hattori、Y. Ito、H. Shibata、N. Yoshida
  • 学会等名: 4^<th>InternationalSymposium on Isotopomers
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008-10-05
• [学会発表] Isotopiccharacterization of atmospheric hydrogenemitted from biomass burning (2008)
  • 著者名/発表者名: K. Yamada、M. Hayashida、H. Shibata、S. Toyoda、N. Yoshida
  • 学会等名: 4^<th>International Symposium on Isotopomers
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008-10-05
• [学会発表] バイオマス燃焼起源水素ガスの安定同位体特性 (2007)
  • 著者名/発表者名: 林田茉莉子、山田桂太、豊田栄、吉田尚弘
  • 学会等名: 日本地球化学会2007年年会
  • 発表場所: 岡山
  • 年月日: 2007-09-20