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2009 年度 実績報告書

電気化学的手法による植物塩ストレス計測システム

研究課題

研究課題/領域番号 19510015
研究機関東京工科大学

研究代表者

佐々木 聰  東京工科大学, 応用生物学部, 准教授 (70262110)

キーワード塩生植物 / 電極 / 蒸散量
研究概要

微小温湿度センサーを、リアクターを介して塩生植物葉裏面に張り付け、フィールド測定を行った。測定場所は沖縄県豊見城市の漫湖水鳥湿地センターであり、交付申請書に記載の通りの手続きを経て行った。この場所ではメヒルギを中心とした塩生植物がよく管理されて生育しており、実験データをまとめる環境が植物生育場所に近接しており、また管理区域であるため不特定多数の人の出入りがないことが理想的なフィールドであるといえる。塩生植物の葉を覆うようにしてリアクターを取り付け、リアクター内の温度と湿度を一定時間計測した。葉からの蒸散量は、葉近傍の湿度に影響を受けることが明らかとなった、このことから、前年度までに得られた、本研究による植物蒸散量測定法においては、センサーの取り付け方を工夫することでよりダイナミックレンジの広い測定が可能であることが示唆された。また、電気化学的測定を行う場合には、電極が大気中の水分の影響を受けないようにパラフィルム等で覆うことが有効であることが明らかとなった。電気伝導度やインピーダンスの変化は、植物体内の塩濃度の変化および電極挿入部分の接触抵抗の双方から影響を受けることが明らかになったため、今後後者の影響を少なくする工夫が必要であることが明らかとなった。取り付けるセンサーや電極をより小さいものにすることで、植物の葉を取り巻く環境をより自然の状態に近づけることが可能であることも明らかとなった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] マングローブ植物の水ストレス応答評価2009

    • 著者名/発表者名
      天野竜也, 佐々木聰
    • 学会等名
      日本分析化学会第58年会
    • 発表場所
      北海道大学(札幌)
    • 年月日
      20090924-20090926
  • [備考]

    • URL

      http://www.teu.ac.jp/sasaki/

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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