地域共同体によるアジア型沿岸資源管理の段階的発展過程

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19510043
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 環境影響評価・環境政策
• 研究機関: 東京海洋大学
• 研究代表者: 川邉 みどり 東京海洋大学, 海洋科学部, 准教授 (80312817)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: 沿岸資源管理 / 地域共同体 / アジア

研究概要

アジア各地(海外ではマレーシア国ペナン州、フィリピン国パナイ島、国内では北海道東部、東京湾)を対象として、地域共同体が主体となるアジア型沿岸資源管理の歴史的経過と現状について、文献調査および現地調査を、また、西欧との比較対照のために英国南部において沿岸域管理に関する調査をおこない、利害関係者間の協議による民主的制度の実現が最大の課題であると結論した。

研究成果

• [雑誌論文] 零細漁民はどのように共同管理へ踏み出すのか-PIFWAに見るはじめの一歩- (2009)
  • 著者名/発表者名: 川辺みどり
  • 雑誌名: 地域漁業研究 第50巻1号 ページ: 49-66
  • 査読あり
• [雑誌論文] Education for Sustainable Development for Tokyo Bay: Developing a Practice Framework of University-based Coastal ESD (2009)
  • 著者名/発表者名: Midori Kawabe, Hiroshi Kohno, Takshi Ishimaru, Osamu Baba, Naho Horimoto, Reiko Ikeda, Jota Kanda, Takafumi Kudoh, Masaji Matsuyama, Masato Moteki, Yayoi Oshima, Tsuyoshi Sasaki
  • 雑誌名: Marine Policy 12086 ページ: 720-725
  • 査読あり
• [雑誌論文] 市町村自治体はどこまで沿岸域保全に関われるか‐北海道厚岸町の水環境政策から‐ (2008)
  • 著者名/発表者名: 川辺みどり
  • 雑誌名: 地域漁業研究 第48巻 ページ: 第1-2号221-244
  • 査読あり
• [学会発表] Empowerment of a Fishermen Community: An Alternative Roadmap (2010)
  • 著者名/発表者名: Kawabe Midori, Tan Chu Kee, Yap Min Lee
  • 学会等名: International Symposium on Integrated Coastal Management for Marine Biodiversity in Asia
  • 発表場所: 京都テルサ(京都市)
  • 年月日: 2010-01-15
• [学会発表] The Case Method Workshop-an Effective Way to Share Coastal Experience (2008)
  • 著者名/発表者名: Kawabe, Midori
  • 学会等名: The 5th World Fisheries Congress
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 20081020-20081024
• [備考] Kawabe, Midori,"Taking Scallop Sales into Their Own Hands: How a Hokkaido fishing community rose above poverty."The Electronic Hallway, University of Washington, 2007.(ケース教材データベース;査読有)