研究課題/領域番号 |
19510053
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研究機関 | 総合地球環境学研究所 |
研究代表者 |
関野 樹 総合地球環境学研究所, 研究推進戦略センター, 准教授 (70353448)
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研究分担者 |
中村 正久 滋賀大学, 環境総合研究センター, 教授 (10237430)
ムハンディキ ビクター 立命館大学, 理工学部, 講師 (10388118)
バラトール トーマス 第一薬科大学, 薬学部, 准教授 (40330881)
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キーワード | 湖沼流域管理 / データベース / 知識ベース / 環境問題 / 学際研究 |
研究概要 |
本研究は、湖沼流域管理に必要な情報を多量の情報資源の中から「知識マネジメント技術」を活用して効率よく抽出する手法を構築すると共に、その有効性やそれを効率的に運用するための要件を明らかにしようとするものである。 平成19年度は、研究代表者らがこれまでの研究の中で構築してきた知識マネジメントシステムLAKES(Learning Acceleration and Knowledge Enhancement System)の処理系を最近のソフトウェアで標準となっているXML(Extensible Markup Language)による処理系に置き換える作業を終了し、様々なタイプの資料を受け入れるための体制を整備した。また、本ソフトウェアに合わせて設計されたメタデータ(資料の出所、発行年、発行者、入手経緯などの情報)を設計し(LAKESスキーマ)、この仕様に合わせて世界各地の湖沼およびその流域に関する資料のデータを作成した。これらの資料は(財)国際湖沼環境委員会(ILEC)が保有する資料を中心に構成されているおり、構築したソフトウェアのテスト及び最終成果物に添付する資料として用いられる予定である。 構築されたソフトウェア及びLAKESスキーマは平成19年10月にインドで開催された世界湖沼会議において公表され、湖沼流域管理に関連する各国の研究者等から様々な意見が寄せられた。ソフトウェアは、これらの意見を元に最終的な調整が行われ、ILECなどの国際的なネットワークを有する機関を通じて頒布される予定である。
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