研究概要 |
汚泥消化プロセスに関わる微生物叢を3段連続型バイオリアクターに大別して培養することによりそれぞれの共生関係を探り, 高効率なメタン生成プロセスの設計を目的としたものである。全量2Lの3段直列連続培養を行った結果, CODおよびメタン発生量に関して並列培養に比べて効率が約50%上昇したが, 16SrRNAのrealtimePCR分析では各槽のバクテリアおよび種々メタン生成アーケアの分布に顕著な差は認められなかった。一方, 200ml小型培養器の嫌気汚泥に対して増殖速度の速い外来のメタン生成アーケアMethanothermococcus okinawensisの移植を試み, T-RFLP分析によるM. okinawensisの増殖とメタン蓄積量の増加が観測された。
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