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2007 年度 実績報告書

アドホックネットワークトラヒックの大偏差性質及びQoSに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19510146
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

馮 偉  名古屋工業大学, 工学研究科, 准教授 (30252307)

研究分担者 小和田 正  中部大学, 経営情報学部, 教授 (80015875)
キーワード待ち行列ネットワーク / 移動通信ネットワーク / 定常分布 / アドホックネットワーク / オーバーフロー確率と呼損率 / Admission Control
研究概要

平成19年度では,コンピュータによる簡単なBluetoothネットワークを構成し,シミュレーションを行い,トラヒックながれの測定を行った。そして,コンピュータでアドホックネットワークのシミュレーションも行った。理論モデルについて,まず,二種類のトラヒックと二つのサーバにより構成されたネットワークを考え,行列解析の手法を用いてトラヒックの長さと応答時間の定常分布を求めた。そして,バッファのオーバーフロー確率及びトラヒックの呼損率が決定できた。次に,移動通信ネットワークの特徴を考え,二つ以上のトラヒックと二つ以上のサーバにより構成された移動通信ネットワークモデル,すなわち,Multiserver Polling Systemの解析を行った。行列解析の手法を用いてトラヒックの長さの定常分布を求めるアルゴリズムを与えて,そして,システムの応答時間の定常分布と平均応答時間を求めた。これらの結果を用いて,バッファのオーバーフロー確率及びトラヒックの呼損率が決定でき,そして,オーバーフロー確率とトラヒックの損失率を最小にするためのガードチャネル数が決定できた。さらに,それぞれのトラヒックが要求するサービス品質(QoS)を満たすために,トラヒックに対するアクセス制御,すなわち,Admission Control集合及びアルゴリズムも決定できた。最後に無線通信ネットワークに関する最新の研究結果を発表する国際会議に参加し,研究結果の交流とこれからの研究について打ち合わせを行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Analysis of a finite buffer model with two servers and two nonp reemptive priority classes2008

    • 著者名/発表者名
      馮偉 (Feng Wei)
    • 雑誌名

      European Journal of Operational Research (印刷中)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Performance analysis of wireless mobile networks with queueing priority and guard channels2008

    • 著者名/発表者名
      馮偉 (Feng Wei)
    • 雑誌名

      INTERNATIONAL TRANSACTIONS IN OPERATIONAL RESEARCH (印刷中)

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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