研究課題
平成20年度では、まず、アドホックネットワークの理論解析とコンピュータシミュレーションを行った。アドホックネットワークに対して、セミベルヌーイという新しい処理方式を提案し、この処理方式の下でシステムの定常分布、平均データ長などのパフォーマンスを求めた。次に、移動通信システムによく使われるMultiserver Polling Systemに対して多重閾値コントロールの下でシステムの解析を行った。システムの定常分布、バッファのオーバーフロー確率及びトラヒックの呼損率、そして、最適な閾値を与えた。最後に、セルラー方式とアドホック技術を統合した移動通信ネットワークを構築し、セルラーチャネル優先方式とアドホックチャネル優先方式の下で、システムの定常分布、トラヒックの呼損率及び強制中断率などのパフォーマンスを求めた。これらの結果は四つの論文にまとめて、一編はIEEE Computer Society主催の国際会議に発表され、一つは日本OR学会2008秋研究会で発表された。残った二編は日本OR学会2009年第36回中部支部研究会で発表された。
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)
Proceeding of 2009 International Conference on Communication and Mobile Computing, IEEE Computer Society 2
ページ: 337-343