研究課題/領域番号 |
19510147
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
石井 博昭 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (90107136)
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研究分担者 |
奥原 浩之 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (40284161)
塩出 省吾 神戸学院大学, 経営学部, 教授 (40154174)
齋藤 誠慈 同志社大学, 工学部, 教授 (90225714)
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キーワード | 緊急施設配置 / 障害物 / 都市計画政策選択 / 需要分布 / 配置可能位置 / 非劣配置 / 交通量の解析 / 不確実・不確定性 |
研究概要 |
平成19年度は台湾成功大学都市計画系葉光毅教授とも連携して、研究課題に取り組んだ。この研究課題のメンバーが交互に成功大学を訪れ、議論を繰り返すとともに研究を行った。この中から石井は7月に行われたEURO2007、10月の日韓ワークショップ(韓国航空大学、韓国)11月の第13回APMC(モナーシュ大学オーストラリア)12月の前半に台湾で行われたAPIEMS2007、同じく後半に行われたTJS2007で発表を行った。主に緊急施設配置の研究である。施設を配置する側の論理として、配置候補地の望ましさを取り入れた新しいモデルの考察を行っている。また、施設のタイプが、近くにあってほしい歓迎されるもの、必要であるがなるべく遠くにあってほしい忌避施設の2分類ではなく、あまり近すぎもせず、遠すぎもせずというタイプもあることを指摘し、住民によって異なる場合の最適配置を考察した。奥原はEURO2007、チェコで9月に行われたチェコ日本、上記APMCで研究発表を行った。交通量や実際の需要量から施設の魅力度のようなものを数理的に分析する研究を中心に発表を行った。斎藤は都市での実際の距離を計算するために一般的な障害物での最短距離の求め方を考察した。このことは都市計画策定に非常に有効である。塩出は駅や橋などの交通関連の施設に関する配置とその影響を考察した。やはり日韓ワークショップで成果を発表した。また、豊中市吹田市の消防署を視察し、現状について知見を得た。GISなどが大きな役割を持っていることがわかり、奥原がそのソフトを調べ都市計画へ応用する準備を始めた。
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