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2008 年度 実績報告書

医療・介護の質を守るためのスタッフスケジューリングと勤務表作成支援システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 19510156
研究機関成蹊大学

研究代表者

池上 敦子  成蹊大学, 理工学部, 教授 (90146936)

キーワードスタッフスケジューリング / 訪問介護 / ナーススケジューリング / 列生成 / 勤務表作成 / 経路探索 / 勤務表作成支援システム / 現場調査
研究概要

与えた条件が満たされなかった場合の評価や処理について検討するため,現場の勤務表を実際に作成して評価ができるような勤務表作成アルゴリズムの構築を目指した.
訪問介護スタッフスケジューリングにおいては,利用者へのサービスやヘルパーの勤務負荷等のバランスを考慮する1週間分の勤務表作成アルゴリズムを構築し,それをエンジンとする勤務表作成支援システムを構築した.アルゴリズムでは,サービス時間指定制約を緩和した線形計画問題を考え,分枝限定法の枠組みで勤務表を作成する.サービスとヘルパーとの担当制約設定において双方の時間制約が考慮されているせいか,緩和解に残される不都合(分枝しなくてはいけない状況)は比較的早期に解消され,高速に解を得ることができた.目的関数には,カバーできないサービス数の最小化を設定したが,解を得るのに時間がかかる場合には,最適解の保証がなくても終了するよう停止条件も設定した.2つタイプ(週毎の変動が比較的少ない,多い)のヘルプステーションで勤務表を作成したところ,作成方法は異なったものの,いずれにおいても実際に利用された勤務表を作成することできた.変動の少ないヘルプステーションにおいては,バランスのよい1週間分の勤務表をアルゴリズムで作成し,それを各週に割り当て,不可能な部分については手直しを行った.もう一方のヘルプステーションでは,週毎で異なるスケジューリングを行って勤務表を作成した.
一方,ナーススケジューリングにおいては,列生成法に基づくアルゴリズムの可能性について検討するため,実際にアルゴリズムの構築を行っている.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 訪問介護勤務表作成支援システムの構築2009

    • 著者名/発表者名
      池上敦子, 足立幸子, 渋谷知子, 福島恵実
    • 学会等名
      日本オペレーションズ・リサーチ学会春季研究発表会
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      2009-03-18
  • [学会発表] 列生成法を用いたナーススケジューリング問題の解法2009

    • 著者名/発表者名
      新妻真輔, 池上敦子, 品野勇治
    • 学会等名
      情報処理学会MPS
    • 発表場所
      沖縄科学技術研究基盤機構
    • 年月日
      2009-03-06
  • [備考] 訪問介護勤務スケジュール作成支援システム

    • URL

      http://sch.uno.nii.ac.jp/kaigo/

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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