研究概要 |
本研究では,家電・機械を中心とした組立産業における省エネルギー・省資源に基づいた環境に優しい高効率なモノづくりシステムの構築・運用,及びグローバルな競争社会におけるマネジメントシステムの重要要因について以下の点を中心に検討を行った. 1.省資源・高効率生産実現のための現場力向上条件・重要因子の抽出と形式知化 1)現場効率化のノウハウ形式知化の検討. 2)PDCAサイクルによる現場力改善マネジメントシステムの調査. 2.ものづくり教育システムの調査と要因整理 CPD活動を通した工学教育の現状調査と課題の整理を行い,人材育成のあり方について検討. 3.グローバル経営における省エネルギー・省資源型モノづくりシステムのプロトタイプ提案 グローバル環境やシステムの動特性,様々な不確実性を考慮した環境配慮型モノづくりシステムモデルの提案を行った.一般化モデルの構築をもとに,いくつかのシナリオを仮定したシステム分析を行った. なお,これらの成果は,平成20年3月,米国ニューヨーク市で行われた北東地域意思決定科学会議での発表を通して,環境配慮型生産システムとして提案を行った.
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