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2007 年度 実績報告書

地下閉空間内火災時における避難者から見た視認性に関する実験およびシミュレーション

研究課題

研究課題/領域番号 19510167
研究機関福井大学

研究代表者

川端 信義  福井大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90126631)

キーワードトンネル火災 / 避難環境 / 煙濃度 / 視認性 / アンケート調査 / シミュレーション
研究概要

本研究は,模型トンネル内での火災実験時の避難環境について被験者によるアンケートによって避難限界に対する基本データを収集すること,および模型実験時の映像から実際の火災時における避難者の視界を模擬しうる映像を得る事を目的としている.
まず,火災実験用の模型トンネルを利用して、被験者が直接トンネル内に入り、火災時の状況判断に関するアンケート調査はほぼ目的を達成し,幅広い年齢層に渡る被験者のデータを収集することができた.その結果,大半の被験者がCs濃度で0.3程度から避難出来ないと判断し,従来の避難限界値0.4より低い煙濃度で避難可能と判断した.また,年齢が低いほど早く危険を察知し,濃い煙濃度でも避難可能と判断する傾向が見られた.これらの結果は,避難限界の検討に対する基礎データとして重要な意義があると考える.また,平成20年度中に研究成果を学術論文としてまとめる予定である.
次に,避難者の視界を模擬する映像の取得に関しては,煙中での撮影という困難性のため,不十分な映像ではあるが,模型トンネルにおける実写映像を全ケースの半分程度のについて得ることができた.トンネル火災時にどのような状況になるのかに関しては,トンネル管理者も含めて殆んど知られていない.本研究によって得られた映像はトンネル火災時の煙の危険性についての啓蒙活動に貢献しうると考えている.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 煙濃度と連立したトンネル火災避難シミュレーション2008

    • 著者名/発表者名
      武長英資郎, 川端信義, 田中太
    • 学会等名
      日本機械学会北陸信越支部45期総会講演会
    • 発表場所
      福井工業大学
    • 年月日
      2008-09-08
  • [学会発表] 煙濃度と連立したトンネル火災避難シミュレーション2008

    • 著者名/発表者名
      武長英資郎, 川端信義, 田中太
    • 学会等名
      日本機械学会北陸信越支部45期総合講演会
    • 発表場所
      福井工業大学
    • 年月日
      2008-03-08
  • [学会発表] 模型トンネルを用いたトンネル火災時の避難環境に関する実験2007

    • 著者名/発表者名
      須賀教好, 川端信義
    • 学会等名
      日本機械学会年次大会講演会
    • 発表場所
      神戸大学
    • 年月日
      2007-09-10
  • [学会発表] 模型インネルを用いたトンネル火災時の避難環境に関する実験2007

    • 著者名/発表者名
      須賀教好, 川端信義
    • 学会等名
      日本機械学会年次大会講演会
    • 発表場所
      神戸大学
    • 年月日
      2007-09-10

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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