研究課題
1.認証ローミング・データ基盤研究 ・認証データの存在情報の提供技術 実際に利用者が、過去のデータや他の利用者が保持するデータを利用するためには、データの存在情報やデータ概要を知ることが必要である。そのために、データ生成時に作成されるメタデータもしくはディレクトリ情報を、複数の利用者が共有的に利用できることを念頭に、これらの情報提供手法を検討・実証的研究した。 ・分散型認証データの検索、・抽出データの表示手法 ある目的に従って検索・抽出される認証データは、効果的に利用者に提示・表示されることが重要である。そのデータが保持するメタデータやディレクトリ情報による実現手法を研究した。 ・分散型認証データの活用ノウハウの蓄積手法 利用者の認証データ検索やデータ活用の履歴・ログといった活用に係わる情報を蓄積することにより以降の認証データ利用の効率化を図ることが可能となる。これらの活用ノウハウにかかわる情報の生成・蓄積の手法を研究を行った。2.アイデンティティ基盤における時刻認証研究 下記のような項目について認証情報の原本性の検証を行った。 (a)時刻ソース(b)精度(c)精度の証明(d)タイムスタンプポリシー(e)タイムスタンプのデータ形式(f)発行者情報(g)要求者情報(h)シリアル番号(i)順序性(j)元データの表現(k)非改ざん(完全性)を保証する情報(l)ハッシュアルゴリズム、署名アルゴリズム、鍵長(m)署名鍵(n)証明書、失効情報(o)有効期間(p)危殆化への対応(q)転送プロトコル(r)再送攻撃への対処3.インターネット上の分散型認証における追跡性の対応研究 中央大学総合政策学部の授業や実証実験により蓄積された認証情報をSAML2.0ベースの認証に対応する方式に変換してインターネット上の分散環境で原本性の追跡性に関する研究を行った。
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総合政策研究 13
ページ: 65-76
Proceedings of International Women's Conference 10
ページ: 80-84
Expanding the Knowledge Economy Issues, Application, Case Studies 4
ページ: 1394-1406