1.セキュリティサービス基盤としての総合化研究平成19年度の研究に引き続き、次の4つの機能を総合化するためインターネット上に分散型のアイデンティティ基盤を構築し研究を行った。その基盤上で(1)アイデンティティ管理(2)アクセス・コントロール(3)タイムスタンプ(時刻認証)(4)電子認証の実証を行い分散環境下でのワーク証明を実施した。 2.原本性の証明に関する検証研究認証情報に関する原本性の証明のための時刻認証に関するタイムソースの管理・トレーサビリティニ関する検証を行うとともに追跡性に関する時刻認証の精度に関する検証を行った。 3.認証情報の長期保存性の研究分散環境下での異なる認証局間での認証情報を時刻認証による追跡性の研究を行うことによりそれらの情報の長期保存性に関して認証情報の証明期間を考慮した一定期間毎のラッピングによる再度の時刻認証に関する方法について基盤上での検証を行った。これにより現データを分散環境下に分散した状態で認証情報のみをラッピングすることにより長期に亘る原本性の証明が可能になる研究を行った。 4.分散協調環境下における協調ワークおよび形成知財への時刻認証研究の確立 上記検証を伴いながら分散環境下での認証を核とした協調ワークによる共同研究を中央大学と国内、米国研究機関間で行い研究成果を共有しながら協調研究を分散環境下での知財の原本性の証明を行いながら実施した。
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