研究概要 |
平成19年度は,完全人力により提案の画像探索装置の駆動を確認した.開発した画像探索機は,発電部・充電部・棒カメラ部から構成されている.棒カメラ部については,カメラヘッド・ポール・ヘッド操作レバーからなる.さらに,カメラヘッド部は,完全防水のカメラおよび照明装置を持っている.発電部に関しては,60rpmの回転速度で12Vの出力電圧を確認し,その状態で充電部が機能し,棒カメラ部を完全人力により駆動できることを確認した.あわせて,3m先の瓦礫内画像の取得を行った. 平成20年度は,棒カメラ部の最適化(カメラヘッド部の小型化・電子機器類の敗戦処理)および,足踏み式の人力発電機を開発した.これにより,棒カメラ部は実用モデルとして完成した.人力発電部については,手動式と足踏み式では,足踏み式のほうが,利便性が高いことが分かった. また,平成19年度に引き続き,消防関係者(大阪府立消防学校)の意見を聞く機会を得ることができ,改良に関する有益なコメントを頂いた. なお,平成20年度は,機器開発に主眼をおいたため外部に対する成果発表は行わず,本研究成果の公表は平成21年度の目標としている.
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