災害情報による人的被害軽減効果に関する研究

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19510193
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 自然災害科学
• 研究機関: 静岡大学
• 研究代表者: 牛山 素行 静岡大学, 防災総合センター, 准教授 (80324705)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: 豪雨災害 / 災害情報 / 人的被害の軽減 / リアルタイム雨量・水位情報 / 避難 / 警報 / 住民参加型防災ワークショップ

研究概要

豪雨災害においては外出中の遭難者が全体の6割,自ら危険に近づいたことによる犠牲者が1/4を占めるなど,情報を公開・伝達すれば被害軽減が図れるといった単純な構造ではない.どのような情報を理解してもらえば被害軽減行動に結びつくかの検証が必要であり,その一端として本研究では,地形(標高)を認識している者は防災行動が積極的であることを示唆した.

研究成果

• [雑誌論文] 防災の観点から見た磐井川流域の土地利用の特徴 (2009)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行, 太田好乃
  • 雑誌名: 東北地域災害科学研究 No.45 ページ: 223-228
• [雑誌論文] 地域特性と学校防災教育の関係について (2009)
  • 著者名/発表者名: 太田好乃・牛山素行
  • 雑誌名: 自然災害科学 Vol.28,No.3 ページ: 249-257
  • 査読あり
• [雑誌論文] 津波避難場所の観察にもとづく地域防災ワークショップ効果検証の試み (2009)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行・吉田淳美
  • 雑誌名: 自然災害科学 Vol.28,No.3 ページ: 241-248
  • 査読あり
• [雑誌論文] 課題探索型地域防災ワークショップの試行 (2009)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行・岩舘晋・太田好乃
  • 雑誌名: 自然災害科学 Vol.28,No.2 ページ: 113-124
  • 査読あり
• [雑誌論文] 地形認知と津波リスク認知の関係について (2009)
  • 著者名/発表者名: 太田好乃・牛山素行・吉田亜里紗
  • 雑誌名: 災害情報 No.7 ページ: 101-110
  • 査読あり
• [雑誌論文] 平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震による死者・行方不明者の特徴 (2009)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行・太田好乃
  • 雑誌名: 自然災害科学 Vol.28,No.1 ページ: 59-66
  • 査読あり
• [雑誌論文] 緊急地震速報に対する情報利用者の認識に関する探索的研究 (2009)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行・矢守克也・篠木幹子・太田好乃
  • 雑誌名: 自然災害科学 Vol.28,No.1 ページ: 47-57
  • 査読あり
• [雑誌論文] 非居住者を対象とした防災ワークショップの参加者に及ぼす効果の分析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行・吉田淳美・柏木紀子・佐藤聖一・佐藤庸亮
  • 雑誌名: 自然災害科学 Vol.27,No.4 ページ: 375-385
  • 査読あり
• [雑誌論文] 豪雨防災情報に対するインターネット利用者の認識 (2008)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行・吉田亜里紗・國分和香那
  • 雑誌名: 水工学論文集 No.52(CD-ROM) ページ: 445-450
  • 査読あり
• [雑誌論文] 2004～2007年の豪雨災害による人的被害の原因分析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行
  • 雑誌名: 河川技術論文集 Vol.14 ページ: 175-180
  • 査読あり
• [雑誌論文] Characteristics of human damage caused by heavy rainfall disasters in Japan from 2005 to 2007 (2008)
  • 著者名/発表者名: Motoyuki USHIYAMA
  • 雑誌名: Geographical Reports of Tokyo Metropolitan University No.42 ページ: 49-56
• [雑誌論文] An analysis of human damage caused by recent heavy rainfall disasters in Japan (2007)
  • 著者名/発表者名: Motoyuki USHIYAMA
  • 雑誌名: Proceedings of The 4th Civil Engineering Conference in the Asian Region(CECAR) (CD-ROM)
  • 査読あり
• [学会発表] 2009年8月9日兵庫県佐用町を中心とした豪雨災害の特徴 (2010)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行
  • 学会等名: 平成21年度自然災害科学西部地区部会研究発表会
  • 年月日: 2010-02-12
• [学会発表] 2004～2008年の豪雨災害による人的被害の原因分析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 高柳夕芳・牛山素行
  • 学会等名: 日本災害情報学会第11回研究発表大会予稿集
  • 年月日: 2009-10-24
• [学会発表] 市町村役場における豪雨災害情報の利活用状況について (2009)
  • 著者名/発表者名: 太田好乃・牛山素行
  • 学会等名: 第28回日本自然災害学会学術講演会講演概要集
  • 年月日: 2009-09-29
• [学会発表] 2009年7月21日山口県で発生した豪雨災害の特徴 (2009)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行
  • 学会等名: 第28回日本自然災害学会学術講演会講演概要集
  • 年月日: 2009-09-29
• [学会発表] 地形分類図を活用した岩手・宮城内陸地震直後の土砂災害簡易危険度評価 (2009)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行・太田好乃
  • 学会等名: 平成21年度砂防学会研究発表会概要集
  • 年月日: 2009-05-27
• [学会発表] 地形認知と津波リスク認知の関係について (2008)
  • 著者名/発表者名: 太田好乃・牛山素行・吉田亜里紗
  • 学会等名: 日本災害情報学会第10回研究発表大会予稿集
  • 年月日: 2008-10-26
• [学会発表] 緊急地震速報に対する情報利用者の認識について (2008)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行・矢守克也・篠木幹子・太田好乃
  • 学会等名: 日本災害情報学会第10回研究発表大会予稿集
  • 年月日: 2008-10-25
• [学会発表] 平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震による人的被害の特徴 (2008)
  • 著者名/発表者名: 太田好乃・牛山素行
  • 学会等名: 第27回日本自然災害学会学術講演会講演概要集
  • 年月日: 2008-09-25
• [学会発表] 津波経験地域における中高生および大人の災害意識の違いについて (2008)
  • 著者名/発表者名: 吉田亜里紗・牛山素行
  • 学会等名: 第27回日本自然災害学会学術講演会講演概要集
  • 年月日: 2008-09-25
• [学会発表] 防災ワークショップにおける地形情報活用の試み (2008)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行・吉田亜里砂・太田好乃
  • 学会等名: 水文・水資源学会2008年研究発表会要旨集
  • 年月日: 2008-08-26
• [学会発表] 2005～2007年の豪雨災害による人的被害の分類(第2報) (2008)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行
  • 学会等名: 平成19年度東北地域災害科学研究集会
  • 年月日: 2008-01-13
• [学会発表] 2006年10月北日本豪雨災害時の住民による防災情報利用実態 (2007)
  • 著者名/発表者名: 國分和香那・牛山素行
  • 学会等名: 日本災害情報学会第9回研究発表大会予稿集
  • 年月日: 2007-11-17
• [学会発表] リアルタイム雨量・水位情報に対するインターネット利用者の認識 (2007)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行・國分和香那・吉田亜里紗
  • 学会等名: 日本災害情報学会第9回研究発表大会予稿集
  • 年月日: 2007-11-17
• [学会発表] 2005～2007年の豪雨災害による人的被害の分類 (2007)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行
  • 学会等名: 第26回日本自然災害学会学術講演会講演概要集
  • 年月日: 2007-09-26
• [学会発表] 豪雨災害を対象とした防災ワークショップの現状と課題 (2007)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行
  • 学会等名: 平成19年度砂防学会研究発表会概要集
  • 年月日: 2007-05-23
• [図書] 豪雨の災害情報学 (2008)
  • 著者名/発表者名: 牛山素行
  • 総ページ数: 171
  • 出版者: 古今書院
• [備考] 豪雨災害と防災情報を研究するdisaster-i.net
  • URL: http://disaster-i.net/