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2007 年度 実績報告書

沖縄近海産軟体サンゴからの海洋生物に特有なプロスタノイドの探索研究

研究課題

研究課題/領域番号 19510222
研究機関東京薬科大学

研究代表者

井口 和男  東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (50057345)

キーワード有機化学 / 海洋資源 / 軟体サンゴ / 脂質 / プロスタノイド
研究概要

平成19年度の研究計画に沿い、平成19年9月に沖縄県石垣島南岸のサンゴ礁海域において、Sinularia属、Sarcophyton属、Lobophytum属、Litophyton属の4属の軟体サンゴ10試料(Nol-10)を採集した。なお事情により、軟体サンゴ以外に当研究室の他の研究に必要な海綿などの海洋生物の採集も兼ねざるを得なかったため、当初予定していた旅費などの採集費は使用せず、これらは物品費に振り替えた。採集した軟体サンゴ(各1kg〜2.5kg)を、ドライアイス凍結し東京へ空輸し、当研究室の冷凍庫中に保管した。
9月以前の期間においては、前年に採集しておいたXenia属軟体サンゴにつきプロスタノイドをはじめとする脂質成分の探索を行った。その結果、5種の新規なxenicane型ジテルペノイドを見出し、それらの構造を明らかにした。これらのジテルペノイドは炭素9員環をもつことが構造的特徴である。この成果は日本薬学会第128年会(2008年3月末、横浜)で発表の予定である。
本年9月に採集した軟体サンゴのうち、Sinularia属のもの(No3)についてプロスタノイドを含む脂質成分の探索を行った。その結果、3種のセンブラン型ジテルペノイドを含む6種のジテルペノイドおよび1種のステロイドを見出し、それらの平面構造を明らかにした。なおこれら2種の軟体サンゴからは現在までプロスタノイドは発見されていないが、次年度さらに精査する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 沖縄近海産Xenia属軟体サンゴから見出された新規ジテルペノイド2008

    • 著者名/発表者名
      八方優子、高橋治子、井口和男
    • 学会等名
      日本薬学会第128年会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2008-03-26

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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