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2009 年度 研究成果報告書

徳山ダム建設による河川環境の変動が絶滅危惧植物タコノアシに及ぼす影響評価

研究課題

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研究課題/領域番号 19510234
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 資源保全学
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

増田 理子  名古屋工業大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (30304645)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
キーワード絶滅危惧植物 / ダム建設 / タコノアシ / 潮汐の影響 / 種子発芽 / 群落更新
研究概要

日本最大のロックフィルダム徳山ダムの運用が始まり,河川環境に及ぼす影響については危惧されている現状がある.このため,本研究では,徳山ダムの下流に形成されたタコノアシの大群落に着目し,3年間にわたり,これらの絶滅危惧植物群落がどのような個体群動態を示すのかについて調査し、解析を行った.この結果,徳山ダムの湛水によって,揖斐川河川中流域における10カ所以上の個体群は大きな影響を受けなかったが,河口近くの個体群は海水の潮汐による影響を大きく受けることになり,生育環境が劇的に変化したことが示された.これらの個体群変動は降雨量などの環境変動を大きく受けることから,徳山ダムの影響だけを評価することは難しかったが,ダムの湛水後の影響も少なくないことが示された.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 河川・海岸環境の再生-絶滅危惧種の埋土種子からの復元-2007

    • 著者名/発表者名
      増田理子, 西村文武
    • 雑誌名

      伊勢湾再生シンポジウム論文集

      ページ: 24-29

  • [学会発表] 水循環再生指標としての外来種.2008

    • 著者名/発表者名
      増田理子, 後藤智美
    • 学会等名
      第55回日本生態学会
    • 発表場所
      九州大学
    • 年月日
      2008-03-17
  • [図書] 埋土種子からの絶滅危惧植物の復元(種生物学会編「種子の生態学」)2009

    • 著者名/発表者名
      増田理子, 西村文武
    • 総ページ数
      211-221
  • [備考]

    • URL

      http://doboku2.ace.nitech.ac.jp/Hydro/Conser_J/kenkyu.htm

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公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

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