研究課題
基盤研究(C)
本研究では、ミャンマーの民間医療を取り上げ、第一に、個別に展開する多様な実践が、「民族医学」として標準化され、統一される出発点を植民地時代の民間医療調査委員会設立や、その報告書(1932)の分析を通じて明らかにした。第二に、1980年代以降の民族医学関連の政策を追うことにより、上記報告書で示唆された方向性がその後の政策に生かされていることを指摘した。第三に、現代の民間治療師たちが向き合う登録等の諸問題を示すと同時に、辺境地域での緊急医療や仏教布教など民間医療の新たな利用状況についても明らかにした。
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http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Download/Report/index2009.html