• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

中国・韓国・北朝鮮三者関係の構造分析と研究手法の再検討

研究課題

研究課題/領域番号 19510256
研究機関静岡県立大学

研究代表者

星野 昌裕  静岡県立大学, 国際関係学部, 准教授 (00316150)

研究分担者 平岩 俊司  静岡県大学, 国際関係学研究科, 教授 (10248792)
キーワード政治学 / 地域研究 / 中国 / 韓国 / 北朝鮮
研究概要

本年度は、先行研究のレビューと中国・韓国へのフィールドワークを中心に研究活動を実施した。まず、研究代表者、研究協力者の双方が、それぞれの専門分野を中心に1990年代以降の中国・朝鮮半島研究をレビューした。その結果、依然として中国・韓国、中国・北朝鮮、南北関係の二者関係研究が主流となっていることが明らかとなった。1992年8月の中韓国交正常化および2000年6月の南北首脳会談の開催によって、これら三者の関係は構造的な転換をみせており、東アジアの国際情勢を正しく理解するには、中国・韓国・北朝鮮を3つのマルチプレーヤーの関係として理解しようとする研究が求められている。また、中国・韓国へのフィールドワークについては、2007年11月に中国北京市と韓国ソウル市、2008年3月に北京市、ソウル市、プサン市で調査を実施した。とくにこの1年間、中国で第2期胡錦濤政権が、また韓国では10年ぶりの保守政権である李明博政権がスタートしており、こうした政治動向を念頭におきながら、北京大学、中国共産党中央党校、中央民族大学、中国外交部関係者、延世大学、ソウル大学、韓国通商外交部関係者、東西大学などを訪問し、本研究テーマにかかわる意見交換を実施した。また、今後の研究情報を共有化していくために、当該研究分野の人的ネットワーク構築していくための話し合いを行い、少なくとも日中韓の間で情報の連携システムを構築していくことの必要性を再確認した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 北朝鮮核問題と6者協議2007

    • 著者名/発表者名
      平岩俊司
    • 雑誌名

      アジア研究(アジア政経学会) 第53巻

      ページ: 25-42

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 国際環境の変化と北朝鮮の対外姿勢2007

    • 著者名/発表者名
      平岩俊司
    • 雑誌名

      現代韓国朝鮮研究(現代韓国朝鮮学会) 第7号

      ページ: 9-17

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 安全保障と少数民族2007

    • 著者名/発表者名
      星野昌裕
    • 雑誌名

      中国をめぐる安全保障(ミネルヴァ書房)

      ページ: 138-155

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi