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2007 年度 実績報告書

米国・プエルトリコの行政職へのプエルトリコ人女性の任用とジェンダーをめぐる政治

研究課題

研究課題/領域番号 19510275
研究機関岩手県立大学

研究代表者

三宅 禎子  岩手県立大学, 共通教育センター, 准教授 (30305271)

キーワードバイリンガル教育 / プエルトリコ人女性 / アメリカ / 行政 / 人種隔離政策 / 公民権運動 / ヒスパニック / ラテン系
研究概要

夏、春の授業休業期間を利用し、California州Orange County, Massachusetts州Springfield市、Holyoke市、Florida州Orlando市、Kissimmie市、現地調査を実施した。初年度であり、資料収集、面接調査対象者のリストアップ、連絡調整、予備的面接調査を実施した。
オレンジカウンティでは、バイリンガル教育の教員組織長を務めたアナイダ氏に面接調査を行った。スプリングフィールドでは、ヒスパニック子弟の教育問題を解決するために教育庁のスタッフに採用されたプエルトリコ人女性らに現地のバイリンガル教育などの問題に関する面接調査を実施した。フロリダ州では、ヒスパニック住民との行政上のアドバイザーとして採用されたプエルトリコ人女性らに現地の様子および任用過程などに関して面接調査を行った。
これらの予備調査の結果、行政側は、増加するヒスパニック人口に対応する必要性に迫られ、コミュニティ活動の経験豊かなプエルトリコ人を採用するなどの経過が観察された。特にプエルトリコ人女性には教育水準が高い人も多く、それらの女性が教育や政治的経歴を買われて行政アドバイザーなどに任用されるケースが目立つ。
また、カリフォルニアでは、公民権運動が盛んになる以前に、人種隔離政策に反対した訴訟を起こしたメキシコ人、プエルトリコ人家族があり、その娘およびその経緯を学校教育に取り組む運動をしているメキシコ人女性とも面接調査をすることができた。アメリカ社会のなかで今後再認識されようとしている新たな事項に偶然にも遭遇することができ有意義であり、今後の研究の深化に役立てたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://p-www.iwate-pu.ac.jp/%7Eshigaki/07_kenkyu.htm

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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