研究課題
基盤研究(C)
本研究は、ロシア帝国南部辺境のムスリム政策を取り上げ、そこで展開される帝国間関係と現地のムスリム社会との相関をシステムとして説明しようとするものだった。その際、ロシア帝国とオスマン帝国を往来する巡礼者等に特に着目した。それは従来、非対称性が著しかった、ロシア帝国のイスラーム研究と中東研究との接合を目指すものだった。このような観点の研究は、北米の研究者が最先端にいるので、この萌芽的な研究を発展させるために、彼らと活発に議論を行い、研究者ネットワークを構築した。
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イスラム世界 73号
ページ: 1-27
講座スラブ・ユーラシア学(宇山智彦編) 第2巻
ページ: 258-279