研究課題
基盤研究(C)
生態学や脳科学など現代の人間諸科学の成果をふまえた新たな道徳的自然主義が、道徳性の生成を説明する上で有効であることを確認しながら、他方でそれが「よい生」にとって本質的な要素を毀損しかねないことを明らかにした。そして「よい生」の本質を保持し、道徳的な善さを有意味なものにするために、道徳形而上学を再構築することが必要であり、そのために道徳的自然主義を許容しつつも、理性の弁証論的性格を基礎に据えたカントによる道徳形而上学の基礎付けの試みが、現代においても有効に機能しうることを明らかにした。
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