研究課題
基盤研究(C)
ヘレニズム時代のエピクロス派とストア派が勧める生の内実を、プラトン、アリストテレスや現代の哲学者との対比を通じて明らかにし、これらの生を現代人に対し、注目すべき生き方の例として提示した。両派に共通する、生の理性的設計の思想は、衝撃的事態に見舞われた場合の態勢の立て直しに有効であろう。死にさいして魂は消滅するというエピクロス派の説は、現代の科学的世界像と調和し、死生観としても独自の魅力をもつだろう。自己は宇宙の一部だとするストア派の思想は、"報復しない倫理"に道を開くだろう。
すべて 2010 2009 2008 2007
すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (14件) 図書 (2件)
人間会議 19号
ページ: 78-83
文化 71巻
ページ: 1-24
思想 1011号
ページ: 80-96