研究課題
基盤研究(C)
フッサールの「理性」概念は、論証的理性をある種の直観的理性へ、すなわち「明証」へと帰着させ、思惟の尺度・根拠への問いを先鋭化することによって、結果的に現象学の「自我論的」転回と「倫理的」転回をもたらした。彼の「原自我」「現象学する自我」の概念と、それが担う「責任性」の概念は、レヴィナスの主体性論と理性論を現象学的に理解するための拠り所となりうる。そこでは、理性を認識の自己陶酔から「覚醒」させるものとしての「倫理的」理性の概念が提起されている。
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現代思想 : 現象学の最前線 間文化性という視座 Vol. 38-7
ページ: 86-99
フッサール研究 第8号
ページ: 15-26
創文 524号
ページ: 23-26
Frontiers of Japanese Philosophy 4 : Facing the 21st Century
ページ: 51-64
現代思想 : 総特集フッサール・現象学の深化と拡張 Vol. 37-16
ページ: 36-50
哲学論集 第36号
ページ: 17-36
東北哲学会年報 第23号
ページ: 33-45