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2008 年度 研究成果報告書

個体存在とモイラ運命の形而上学-アリストテレス研究-

研究課題

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研究課題/領域番号 19520014
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 哲学・倫理学
研究機関東京大学

研究代表者

山本 巍  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (70012515)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
キーワード西洋哲学
研究概要

人間は、自らが何ものであって、宇宙進化の先端に立つことの意味は何であるか、に関心をもつところの生き物である。こうして人間は、一方では原初受動性に制限され(誰も生まれようと思って生まれたわけではない)、世界の偶然性に翻弄される。他方では個人として自らの活動でその存在を維持拡張しようとする。その個人と個人を超える宇宙脈絡の力のせめぎ合いがモイラ運命であることを明らかにし、「汝自らを知れ」という抽象の極みとも見える掟が具現遂行される現場がモイラ運命であったことを示した。そしてこれに基づいて具体例としてオイディプスの悲劇を解明した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 人間の地平-その裏表-2009

    • 著者名/発表者名
      山本巍
    • 雑誌名

      国際社会科学 59号

      ページ: 23-18

  • [雑誌論文] 人間並みの知恵-ヘラクレイトスを超えて-2009

    • 著者名/発表者名
      山本巍
    • 雑誌名

      哲学・科学史論叢 11号

      ページ: 1-46

    • URL

      http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/handle/2261/23876)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] われわれに言語を語らせるものは何か-ヘラクレイトスの場合-2008

    • 著者名/発表者名
      山本巍
    • 雑誌名

      ギリシャ哲学セミナー論集 5号

      ページ: 53-70

    • URL

      http://wwwsoc.nii.ac.jp/gps/Ronshu/2008_4.pdf

  • [学会発表] われわれに言語を語らせるものは何か-ヘラクレイトスの場合-2008

    • 著者名/発表者名
      山本巍
    • 学会等名
      ギリシャ哲学セミナー第11回大会
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      20081719
  • [図書] 慶應大学出版会2008

    • 著者名/発表者名
      山本巍
    • 総ページ数
      1-24
    • 出版者
      ヨーロッパにおける政治思想史と精神史の交叉

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公開日: 2010-06-10   更新日: 2016-04-21  

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