研究概要 |
1.課題「仏教(久松禅学)とキリスト教」(富吉建周)に関して,論文「ルネ、デカルトと滝沢克己」(中 その七,下 その一,その二)に時間をとられ,まとめることができなかった。 2.同「ピィエティストおよびバルトと滝沢克己」(中島秀憲)に関して,「ヘーゲルのイエス観」を媒辞としてバルト、滝沢克己、ピエティスト相互の連関を探っている。第一段階の研究は「ヘーゲルはプロテスタントなのか?」としてまとめられた。第二段階の研究は論文「滝沢克己のバルト論」としてまとめられつつある。 3.同「バルトと滝沢克己」(寺園喜基)に関して,独文「キリスト論の根本問題」の翻訳を先立てて論ずる予定であったが,現在その翻訳の途中である。 4.同「日本人の精神構造とユダヤ人の精神構造」(辻厚治)に蘭して,論文「ベンダサン批判の矢は,はたして的を射抜いたか?」としてまとめられた。 5.同「実存哲学(キェルケゴール)と滝沢克己」(水田信)に関して,論文「滝沢克己と実存思想」としてまとめられた。 6.同「西田幾多郎と滝沢克己」(前田保)に関して,論文「西田幾多郎と滝沢克己-『哲学の根本問題』と『西田哲学の根本問題』-」として纏められた。 7.同「仏教(親鸞)と滝沢克己」(村上一朗)に関して,論文「親鸞と滝沢克己」としてまとめられた。 8.同「大学紛争をめぐる滝沢克己の著作の研究-その原点論をめぐって-」(坂口博)に関して,論文「滝沢克己「原点」論をめぐる諸問題」としてまとめられた。 9.ドイツにおける滝沢克己についての学術調査(寺園喜基)については,2008年1月11〜22日,ボンおよびバーゼルにて実施された。 10.滝沢克己の父(佐市)の故郷長野県木曽郡楢川村の学術調査(富吉建周と坂口博)については,2008年3月3〜5日にかけて行われた。同3月8日の滝沢克己協会のセミナーにおいてその成果を公表した。 11.滝沢克己の九大時代に関する学術調査(前田保)については2007年9月28〜30日にかけて福岡市にて実施された。
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