研究課題/領域番号 |
19520036
|
研究機関 | 九州産業大学 |
研究代表者 |
富吉 建周 九州産業大学, 国際文化学部, 教授 (60069515)
|
研究分担者 |
中島 秀憲 九州産業大学, 国際文化学部, 教授 (60207769)
寺園 喜基 西南学院大学, 神学部, 教授 (70036995)
辻 厚治 福岡女学院大学, 人間関係学部, 教授 (40227385)
|
キーワード | 倫理学 / 現代の精神的状況 / 対立と和解 / 近代精神と近代主義 / 哲学の対象 / 神と人との根源的関係 |
研究概要 |
多岐にわたる滝沢克己の後期思想-「和解の倫理学」として性格づけられる、また厳密な学問的方法論による「現代の精神的状況」の実証的分析と総括できるそれ-の全貌の解明こそ、われわれの研究の目的である。 1. 「仏教とキリスト教との対話」については、「滝沢克己における仏教とキリスト教」として、滝沢克己の後期思想の概略については、「和解の倫理学としての滝沢克己の後期思想について」として、そして「『聖書を読む-マタイ福音書講解』の研究」については、「滝沢克己『聖書を読む-マタイ福音書講解』の研究(その一)」として結実した。 2. 「ピエティスト及びバルトと滝沢克己との対話」については、「『ピエティスト』ヘーゲル及び滝沢克己とバルトとの対話」として結実した。 3. 「バルトと滝沢克己」については、「ボン時代のカール・バルトと滝沢克己」として、「キリスト論の根本問題(独文)」の翻訳については、「滝沢克己『キリスト論の根本問題』(寺園喜基訳)として、そして、「ブルトマンと滝沢克己との対話」については、「滝沢克己とブルトマン」として結実した。 4. 「新興宗教(晴明教)と滝沢克己との対話」については、「滝沢克己『現代の医療と宗教』において死はどのように扱われているか?」としてまとめられた。 5. 「芥川龍之介の文学と哲学との対話」については、「芥川龍之介と滝沢克己」として結実した。 6. 「親鸞と滝沢克己との対話」については、「親鸞と滝沢克己」として、また「大学紛争をめぐる滝沢克己の著作の研究」については、「滝沢克己『原点』論の帰趨」として結実した。しかし、「夏目漱石の文学と滝沢克己との対話」及び「宇野弘蔵の経済学と滝沢克己との対話」については、今後の課題とせざるをえなかった。
|