研究課題/領域番号 |
19520065
|
研究機関 | 白百合女子大学 |
研究代表者 |
佐々木 裕子 白百合女子大学, 文学部, 准教授 (60286888)
|
研究分担者 |
星野 正道 白百合女子大学, 文学部, 教授 (40384648)
片山 はるひ 上智大学, 文学部, 教授 (70266063)
市川 誠 立教大学, 文学部, 准教授 (60308088)
|
キーワード | カトリシズム / 教育修道会 |
研究概要 |
本年度は、我が国におけるカトリシズムの教育実践のうち、国際教育修道会に注目し、それぞれの創立の歴史及びその理念と教育実践の関係について明らかにすることを中心に調査研究を行った。具体的には、1)調査対象修道会を絞り込むための基礎調査を行い、それらの中からフランス及びフィリピンとの比較のための教育修道会を抽出した。2)それらの修道会を中心に、長崎・東京・仙台等におけるカトリシズムの教育実践を行っている修道会関係者及び学校関係者とのインタビュー及び基礎資料の収集を行った。3)また、将来の宗教教育コンテンツのデータベース化を念頭に置き、各学校で行われている宗教教育(平和教育も含む)教材の素材やコンテンツ及び関係者のインタビューをDVによる映像記録として収集した。また、日本に影響を与えた4)国際教育修道会における海外(派遣母国)との関係については、フィリピン、フランス両国にいては、それぞれの国における宗教教育・修道会系学校の歴史について基礎研究を行った。特にフィリピンに関しては、その歴史及び実態について、日本のカトリシズムの学校に大きな影響を与えている現地の修道会の教育関係者たちによる国際教育者会議などを通しての資料収集・実地踏査の学校の選定を行った。また、実際の宗教教育担当者の養成プログラムでの参与観察により、日本と関係のあるフィリピンの教育修道会がどのような教員の養成プログラムを実施しまた、今後の計画をしているかについても、現場の教職員への面接調査及び宗教教育資料の収集などとあわせて実施した。
|