研究課題
基盤研究(C)
本研究は、17世紀フランス古典主義美術を代表する画家ニコラ・プッサンの作品制作において、ラファエッロと古代の美術が果たした役割について再検討を加えたものである。画家が、両者を意識的に採用し、同化していった理由には、画家の資質や思想の表明だけではなく、フランス人の顧客を獲得しようとするプッサンの戦略的な意図が存在していたことを当時の資料から検証し、そうした背景を踏まえながら、画家の作品の中で、ラファエッロと古代の美術が果たした役割と両者の関係について、制作論の立場から新たな視点を提示した。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件)
『美術史』 (美術史学会編) (印刷中)
ページ: 167
『日仏美術学会会報』(日仏美術学会編) 28号(印刷中)
2007年度慶應義塾大学文学研究科博士論文 第3章
ページ: 237-338
日仏美術学会シンポジウム「オウィディウス・挿絵・アーカイブ-デジタル時代の図像学を考える」要旨集(日仏美術学会編)
ページ: 9-10