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2007 年度 実績報告書

近代文学関連雑誌の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19520135
研究機関東京大学

研究代表者

安藤 宏  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 准教授 (30193113)

キーワード日本文学 / 雑誌 / 文芸年鑑 / 出版年鑑 / 近代文学 / メディア
研究概要

初年度は、作業用パソコンを整備し、データベース入力にあたる作業補助者2名を決定した。この数年来、DBソフト「アクセス」に、「文芸年鑑」「出版年鑑」の雑誌データを入力してきたが、今年度はこれらにさらに、「文芸年鑑」については昭和25年度〜昭和31年度、「出版年鑑」については昭和15年度〜昭和21年度のデータを入力した。これらの年度のうち、文学関係の記事のある雑誌について、発行所、創刊年月、発行人、発行地、雑誌のジャンル、国会図書館等の公共機関の所蔵状況、主な執筆者や同人、などのデータを入力し、検索できるようにした。さらに個人で所有する雑誌についても、この一年間のあらたな追加分数百件を入力した。その上で、DB技術者の助言と指導のもとに、これら3種類のDBの統合作業を行った。これにより、ある雑誌について、どの年鑑に記載されているか、また発行所、発行期間、発行地はどこであるか、等の調査が容易にできるようになった。さらに、ある都道府県である期間に刊行された文学関係雑誌にどのようなものがあるか、また、文学関係の記事の多い美術雑誌にどのようなものがあるか、などといった検索がかなり自由に行えるようになった。
資料調査は、新潮社から大正〜昭和前期に刊行されていた「文藝日記」の調査のために梅花女子学園図書館等におもむいた。その成果は雑誌論文「表現機構としての"作者"」(研究成果の項を参照)にも反映されている。また、日本近代文学館と所蔵資料整理、文学教室・演習等の協力を行ったほか、実地踏査として、山形県の斎藤茂吉資料館に出張した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 表現機構としての"作者"2007

    • 著者名/発表者名
      安藤 宏
    • 雑誌名

      日本近代文学 77集

      ページ: 180-187

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 近代小説における「言」と「文」2007

    • 著者名/発表者名
      安藤 宏
    • 雑誌名

      文学(岩波書店) 8-6

      ページ: 68-75

  • [学会発表] 表現機構としての"作者"2008

    • 著者名/発表者名
      安藤 宏
    • 学会等名
      日本近代文学会
    • 発表場所
      成蹊大学
    • 年月日
      2008-05-27

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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