研究概要 |
◎海外における調査・研究等 平成19年度・科研研究課題「古代礼楽思想と勅撰和歌集の和漢比較研究」に関し,中国北京日本学研究センターを拠点とし講演・発表を行うとともに、中国国内における日本古典学研究者との研究交流を行った。 (1)9月5日(水)、10時半から12時半まで、東北師範大学において、和漢比較研究の方法と課題と題して、大学院日本語学・文学専攻院生約20名を対象として講演、続いて、同浄月キャンパスに於いて、同日午後、13時から14時半まで、日本語科コース在学生40名を対象として、「東アジアのなかの和歌(やまとうた)」と題する講演を行った。 (2)9月7日(金)午後15時から17時まで、北京日本学研究センターに於いて、「和歌発生論と古代音楽論-『古今集』序を読む」と題し、礼楽思想と勅撰和歌集の関係についての講演発表を行い、日本古典専攻の中国研究者との共同討議を行った。又併せて、北京市内を中心として、中国国内に於ける中国古代音楽理論・礼楽関連の研究情報及び関係資料の調査・収集によって,最新の豊富な学術情報を得ることを通じ、当該研究テーマを大きく推進するとともに,これらの成果のもとに,今後の学生教育にも大きく寄与する一定の成果をあげることができた。 (3)3月13日から3月16日まで、中国北京市の北京日本学研究センターに於いて、センター准教授張龍妹氏を中心とする北京周辺在住の中国人日本古典研究者と、科研課題に関わる研究交流を行い、併せて、センター在籍の博士・修士課程院生の研究指導をするととともに、北京市内・北京大学に於いて資料収集及び情報交換を行い、所期の目的の一部を果たすことができた。 ◎国内における調査研究等 国会図書館・国立公文書館・蓬左文庫・サントリー美術館等での資料調査を行った。
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