研究課題
基盤研究(C)
王朝物語の絵は、作中和歌を主とした場面が多く、和歌を中心に享受されていた。そこには、和歌や連歌の創作と結合した注釈書との関連が強くみられる。『源氏物語』の貴族による詞書を伴った色紙絵には武家における源氏神話が強く反映しているが、女性による私的享受や大衆化というべき現象もある。見立てやパロディによる王朝文化の享受は、江戸期における新たな文化を生み出す母胎となった。海外を含めて王朝物語の絵画資料を新たに発掘したことも基礎的な成果である。
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国語と国文学 86巻5号
ページ: 95~105
アジア遊学 126号
ページ: 128~139
中古文学 84号
ページ: 0~59
平安文学の古注釈と受容 第1集
ページ: 35~39
二弥井書店刊論文集
ページ: 49~76