萬葉集における訓字の訓詁学的研究

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19520150
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 日本文学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 内田 賢徳 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (90122142)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: 萬葉集 / 訓詁 / 訓字 / 古辞書 / 古代日本語

研究概要

萬葉集に使用される訓読みの漢字、訓字について、それぞれの漢字を当てることの理由を、中国でのその漢字の字義説明、訓詁に従って解明した。それによって、八世紀の日本において使用された漢字の訓字が、後の時代から想像されるより遥かに正確な知識に基づいていることが明らかとなった。

研究成果

• [雑誌論文] 山部赤人の時空, 叙説 (2009)
  • 著者名/発表者名: 内田賢徳
  • 雑誌名: 奈良女子大学国文学会 37巻 ページ: 1-9
  • 査読あり
• [雑誌論文] 「吝」はヤサシとよめるか (2009)
  • 著者名/発表者名: 内田賢徳
  • 雑誌名: 国語語彙史研究, 国語語彙史研究会 29集 ページ: 119-132
  • 査読あり
• [雑誌論文] 「あぢむらこま」から「アヂムラワワキ」へ-4・四八六における訓釈をめぐって- (2008)
  • 著者名/発表者名: 内田賢徳
  • 雑誌名: 萬葉語文研究, 萬葉語学文学研究会 第4集 ページ: 189-199
• [雑誌論文] 訓詁の忘却-仙覚テキストの批判と平安朝和歌- (2007)
  • 著者名/発表者名: 内田賢徳
  • 雑誌名: 萬葉語文研究, 萬葉語学文学研究会 第3集 ページ: 157-173
  • 査読あり
• [雑誌論文] 助詞ヲの本来-『あゆひ抄』「乎家」書入詳解- (2007)
  • 著者名/発表者名: 内田賢徳
  • 雑誌名: 京都語文, 仏教大学国文学会 15集 ページ: 20-32
• [学会発表] 目一つの鬼」攷 (2009)
  • 著者名/発表者名: 内田賢徳
  • 学会等名: 風土記学会
  • 発表場所: 島根県立古代博物館
  • 年月日: 2009-09-13
• [図書] 万葉集の今を考える (2009)
  • 著者名/発表者名: 内田賢徳(共著)
  • 総ページ数: 350
  • 出版者: 新典社