研究課題
平成17年度から18年度にかけて行った調査(科学研究費補助金 基盤研究(C)「出版メディアによる〈大衆〉の獲得-1920年代の改造社の戦略と文学・映像・アジア」課題番号17520125)の成果を踏まえ、5回の勉強会の開催と、兵庫、大阪、奈良、京都など関西地方を中心とした地域での調査と資料の収集を行った。第1回の勉強会は、研究分担者である山岸郁子の勤務校である日本大学経済学部にて行い、これまでの活動の総括と今後の計画を立てた(以後、特記しない限り会場は同大学)。それにしたがい、第2回(9月26日)、第3回(11月21日)、第4回(1月13日、会場は慶應義塾大学)、第5回(2月19日)を開催1し、本課題の研究代表及び研究分担者、研究協力者(以後はメンバーと略記)による研究課題に関わる報告を行った。この間、8月にはメンバーのほぼ前任が参加した筑波大学図書館での雑誌を中心とした調査を行い、9月の岩手郷土文学研究会に於ける庄司達也の講演に合わせ庄司、中沢弥、松村良による岩手、福島での調査を実施、関係資料を収集した。また、同じく科学研究費補助金の補助対象となっている慶應義塾大学松村友視氏を研究代表とする「改造社を中心とする20世紀日本のジャーナリズムと知的言説をめぐる総合的研究」(課題番号17521026)の研究グループとの交流を密にし、主催する勉強会への出席も積極的に行った(6月、1月。なお、3月には庄司、松村、山岸郁子らの渡航にあわせて台湾(台北)での邦字新聞の調査を行い、相応の成果を得た。
すべて 2007
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (1件)
昭和文学研究 55
ページ: 123/126
日本近代文学 第77集
ページ: 203/210
語文 第129輯
ページ: 41/51
三田国文 第46号
ページ: 25/42