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2007 年度 実績報告書

高度経済成長期の社会と人間-中国との比較を通して

研究課題

研究課題/領域番号 19520166
研究機関玉川大学

研究代表者

渡邉 正彦  玉川大学, リベラルアーツ学部, 准教授 (40259065)

研究分担者 石川 巧  立教大学, 文学部, 教授 (60253176)
藤弗 淑禎  立教大学, 文学部, 教授 (30132252)
瀧田 浩  二松学舎大学, 文学部, 准教授 (30299888)
キーワード比較文学 / 比較文化 / 国文学
研究概要

共同研究の初年度は、メンバー各自がそれぞれのテーマ領域に即して資料の収集にあたり、各研究の方向性、問題点、課題などを検討しながら、メンバーが共有できるレベレでのデータ蓄積を進めた。また、5月、7月、12月、3月に研究会を行い、そこで交された相互批評から、メンバーは、高度経済成長がそこに生活する人々や社会全体に与える影響は国境を越えた普遍性はらんでおり、文学や音楽をはじめとするメディア表現を分析することでその問題性が明らかになるという当初の目論見を、さらに確信へと変えることができたと考えている。
当初計画していた中国における資料収集は、諸般の事情により実行できなかったが、中国側でも研究協力者の王成氏(首都師範大学教授)の尽力により、高度経済成長期の中国の文化事情に関する年表や、中国における村上春樹ブームや松本清張の文学の移入に関する論文が完成を見るなど、研究は着実に進展している。
これらの活動して本研究は日本と中国双方の研究者たちにより、ワークショップを開催して議論と意見交換を重ねる段階に到達したと思われる。本年9月には、北京でそれを実現する予定であるが、そのための有意義な下準備が行われた期間として、この一年を概括することができよう。今後は特に高度経済構成長という現象がもたらす社会構造の変化とメディア表現の相互関係を明らかすることを、心がけていきたい。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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