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2008 年度 実績報告書

江戸時代中期における上方歌人の総合的調査・研究

研究課題

研究課題/領域番号 19520172
研究機関金城学院大学

研究代表者

神作 研一  金城学院大学, 文学部, 教授 (30267893)

キーワード近世和歌 / 江戸中期 / 上方歌人 / 上方地下 / 歌書 / 小沢蘆庵 / 栂井一室 / 水田長隣
研究概要

「交付申請書」にしたためた通り、2つの課題-(A)近世中期歌書刊行年表の編纂、(B)小沢藍庵・栂井一室ほか主要歌人の基礎的研究-を、適宜バランスをとりながら進めた。
(A)に関しては、昨年度作成した仮年表に、新たに今年度の調査によって得た書誌データを加えて年表の充実をはかった。ただし、依然として素稿の段階を出ないので、今後も鋭意調査を重ねたい。また(B)に関しては、特に藍庵について、新日吉神宮藍庵文庫所蔵資料の調査(人間文化研究機構国文学研究資料館に所蔵されるマイクロフィルム・紙焼き写真本の調査を含む)を集中的に実施し、「藍庵文庫目録」の編刊まであと一歩というところまで漕ぎ着けた(2009年9月末に、青裳堂書店より日本書誌学大系中の1冊として刊行の予定)。
なお、研究成果として論文発表したものに、新出の尾崎七左衛門版を紹介した「表紙図版・題字解説『浄土宗長歌註』刊記」(「東海近世」18号、東海近世文学会、2009年3月)や、水田長隣の添削方法を考察した「点者としての水田長隣」(日下幸男編『中世近世和歌文芸論集』所収、思文閣出版、2008年12月)、江戸中期における香川宣阿と尾張歌壇との関係を明らかにした「元禄-享保期の熱田歌壇と香川宣阿」
(前掲「東海近世」18号)などがある。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 元禄-享保期の熱田歌壇と香川宣阿2009

    • 著者名/発表者名
      神 作 研 一
    • 雑誌名

      東海近世 18号

      ページ: 10-30

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 香川宣阿加点詠草(上)2009

    • 著者名/発表者名
      神 作 研 一
    • 雑誌名

      金城学院大学論集・人文科学編 5巻2号

      ページ: 1-52

  • [雑誌論文] 点者としての水田長隣2008

    • 著者名/発表者名
      神 作 研 一
    • 雑誌名

      日下幸男編『中世近世和歌文芸論集』所収

      ページ: 274-294

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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