研究課題
基盤研究(C)
日本の物語文学が、同時代の中国の伝奇小説とどのような関わりをもって成立したかを考察し、東アジアという大きな視野の中にその成立を位置づけることが本研究の目的であったが、考察の結果、『遊仙窟』という作品が平安時代の日本文化全般に大きな影響を与え、また同時に中国中唐期の伝奇小説にも大きな影響を及ぼしていることが明らかになった。『遊仙窟』を中心にしたひとつの大きな文化圏の存在が確認できたと考えている。
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和漢比較文学 44号
ページ: 10-19
国文学解釈と鑑賞 74巻3号
ページ: 39-46
中古文学 84号
ページ: 69-72