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2008 年度 実績報告書

19世紀後半以降のアメリカ合衆国における<イスラーム>表象の文化史的考察

研究課題

研究課題/領域番号 19520202
研究機関東京外国語大学

研究代表者

荒 このみ  東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (90119529)

キーワード英米文学 / アフリカン・アメリカン / 宗教学 / 社会学 / イスラーム / マルコムX / ネイション・オブ・イスラム / イライジャ・ムハマド
研究概要

日本におけるアメリカの宗教組織ネイション・オブ・イスラムの研究はほとんどないという状態であった。文献に関しても所属する研究機関の図書館には、ほとんどゼロの状態であった。アメリカにおけるキリスト教と対立する宗教組織として、またアメリカ社会におけるアフリカン・アメリカンの歴史的背景、および既成社会との対立構造の中で、特殊な組織であるネイション・オブ・イスラムの意味を探ることは緊急の課題である。基本的な文献の収集を精力的に行い、アメリカ合衆国における組織本部を訪問し、研究機関におけるアフリカン・アメリカン研究者との情報交換、意見交換を行った。紀要論文として部分的に発表した。また講演会の機会を捉えて、ネイション・オブ・イスラムおよびマルコムXのアメリカ社会における意味について啓蒙活動を行った。アフリカン・アメリカンの大統領誕生とマルコムXの歴史的意味を分析し、新聞に寄稿し、およびテレビのニュース番組で解説した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (4件)

  • [雑誌論文] 認知不能の恐怖(Fear of Agnosia)--人種記号(レイス・マーカー)とトニ・モリスンの「レシタティフ」.2008

    • 著者名/発表者名
      荒 このみ
    • 雑誌名

      総合文化研究 11号

      ページ: 31-60

  • [学会発表] トニ・モリスン文学における「暴力」2008

    • 著者名/発表者名
      荒 このみ
    • 学会等名
      暴力からの人間性の回復研究会講演会
    • 発表場所
      立命館大学(京都)
    • 年月日
      2008-12-13
  • [図書] 『メルヴィル後期を読む』「<バーボ>、その攻撃的沈黙の視線」所収(45-78)2008

    • 著者名/発表者名
      荒 このみ(共著)
    • 総ページ数
      224
    • 出版者
      中央大学出版部
  • [図書] Ralph Ellison and Individuality2008

    • 著者名/発表者名
      Konomi Ara
    • 総ページ数
      224
    • 出版者
      Nan' un-Do
  • [図書] マルコムX事典2008

    • 著者名/発表者名
      荒 このみ 翻訳
    • 総ページ数
      482
    • 出版者
      雄松堂
  • [図書] アメリカの黒人演説集2008

    • 著者名/発表者名
      荒 このみ 編訳
    • 総ページ数
      404
    • 出版者
      岩波書店

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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