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2008 年度 研究成果報告書

古代ギリシア演劇における演劇構造と本文校訂の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19520208
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ語系文学
研究機関信州大学

研究代表者

野津 寛  信州大学, 人文学部, 准教授 (20402092)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
キーワード古代ギリシア喜劇 / 韻律 / 古代ギリシア文学
研究概要

古代ギリシア喜劇の構造を理解するにあたり,(1) ictus という共通単位によって「歌われた部分」も「それ以外の部分」も量的に計測出来ること,(2) またそれぞれ 24 ictus, 32 ictus, 36 ictus という長さを持つ3種類のmodule を想定することで演劇テキストの諸部分と諸部分の関係, すなわち量的な構造の全体と詳細が明らかになるという基本的な仮説は, 少なくともアリストパネースの『アカルナイの人々』と『鳥』に関してはかなり満足の行く結果を得られた. しかし, それ以外の作品に関しては, 残念ながら, 未だ満足の行く結果を得られていない。最初の前提, すなわち「24 ictus, 32 ictus, 36 ictus」という3モデュールに限定して仮説を構築したこと自体に問題があったかもしれないので, 引き続き, その他のモデュールの可能性を考慮した上で, より柔軟性のある仮説を設定し, それに対する検証を続けるべきであるという結論を得るに至った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] Parodos I(204-283) des Acharniens2008

    • 著者名/発表者名
      Hiroshi NOTSU
    • 雑誌名

      人文科学論集文化コミュニケーション学科編 第42号

      ページ: 35-49

    • 査読あり
  • [図書] ギリシア喜劇全集 〈1〉([編集者 : ] 久保田忠利, 中務哲郎)2008

    • 著者名/発表者名
      野津寛, 平田松吾, 橋本隆夫訳
    • 総ページ数
      378+34
    • 出版者
      岩波書
  • [図書] ギリシア喜劇全集 〈別巻〉ギリシア喜劇案内([編集者 : ] 久保田忠利, 中務哲郎)2008

    • 著者名/発表者名
      丹下和彦, 久保田忠利, 中務哲郎, 橋本隆夫, 野津寛, 安村典子, 平田松吾, 木村健治, マルティン・チエシュコ, 西村賀子, 佐野好則
    • 総ページ数
      3358+34
    • 出版者
      岩波書店

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公開日: 2010-06-10   更新日: 2016-04-21  

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