研究課題
基盤研究(C)
人間が死すべき存在であるという認識が逆説的に古典の伝統を永続させる力として働いたという理解に立って、ラテン文学作品に現われる死の表象に古典古代全体の精神的基盤に関わる叙述表現を見出そうと試みた結果、ギリシアの場合と比較してローマでは、世代を越えた精神性継承のより強い働き、個人と国家の命運がパラレルをなした形での詩作の不死性、それらを通じて「ローマ人」像を描き出す伝統形成、といった特色が浮かび上がった。
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西洋古典額研究 58号
ページ: 102-110
アジア遊学 128号
ページ: 50-59
専修大学出版局 第1巻
ページ: 95-146
英宝社
ページ: 31-61