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2010 年度 研究成果報告書

フランスにおけるボードレール以降の詩的言語について

研究課題

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研究課題/領域番号 19520225
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ語系文学
研究機関大阪教育大学

研究代表者

井上 直子  大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (80314441)

研究期間 (年度) 2007 – 2010
キーワード詩的言語
研究概要

フランスにおける、ボードレール以降の詩人たちの言語観を明らかにしつつ、言語学における詩学の役割を考察した。従来、言語学において、詩は伝達を目的としない言語と見なされていた。これに対し、20世紀後半の詩人たちにとっては、詩の言語学はさらに新しい発展を見せ、読み手と詩人だけが対峙する場としての言語行為の言語学となっている。指示対象が詩人にとって「いま・ここ」にしか存在しない、という20世紀の詩的言語学はさらに発展し、詩の世界は「いま・ここ」にしか存在しない読み手によってのみ支えられたものとなっている。以上の視点の変化を、さまざまな詩人の言語観をもとに示した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ヴァレリーと時間ガリア、大阪大学フランス語フランス文学会2011

    • 著者名/発表者名
      井上直子
    • 雑誌名

      第50号

      ページ: 175-184

  • [雑誌論文] メルロ=ポンティとヴァレリー『テクストの生理学』2008

    • 著者名/発表者名
      井上直子
    • 雑誌名

      朝日出版社

      ページ: 501-513

  • [図書] Valery : 《l'apparaitredes choses》 ANRT2007

    • 著者名/発表者名
      Naoko INOUE
    • 出版者
      Lille

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公開日: 2012-01-26   更新日: 2016-04-21  

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