研究課題
基盤研究(C)
19世紀末のヨーロッパにおいてとりわけ「文化危機」意識が高まったが、本研究はまずブルクハルト、バッハオーフェン、ニーチェ、ワーグナーを中心とするスイス・バーゼルの文化人サークルがショーペンハウアー哲学への共感によって結ばれていたことを明示した。つぎに当時は無名だったバッハオーフェンの「母権論」などの著作から、ニーチェが自らの思想の核心部分を受容した実態を解明し、「母権論」問題が時代精神の深層にあったことを明示した。
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神戸大学国際文化学研究科紀要 第31号
ページ: 1-29
青銅時代 第48号
ページ: 80-88