研究課題
基盤研究(C)
多民族が共生する中世の神聖ローマ帝国にまで時代を遡行する「前期」保守革命論を代表するホフマンスタールは、政治的影響力を発揮できず、現代からすればほとんど無意味に見えるかもしれない。また、「後期」に属するトーマス・マンの時代状況に応じてドイツ社会主義から民主主義へ変貌する保守革命は、思想的には無節操に見えるかもしれない。しかし二人の「保守革命」という語にこめられた理想的国民像は、多民族の共生と民主主義という形で現代ヨーロッパの理想的国民像のなかにいきている。
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『希土』(希土同人社) 34号
ページ: 153-168
『AZUR』(京都府立大学ドイツ文学会) 1号
ページ: 1-13
日本独文学会研究叢書056青地伯水編『保守革命をめぐって-ナチとの断絶・ナチへの回収』
ページ: 14-28
京都府立大学学術報告人文・社会 60号
ページ: 1-12