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2009 年度 自己評価報告書

21世紀ケルト性の再生と対イングランド関係

研究課題

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研究課題/領域番号 19520256
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ語系文学
研究機関共立女子大学

研究代表者

水之江 郁子  共立女子大学, 国際学部, 教授 (40229711)

研究期間 (年度) 2007 – 2010
キーワード英米文学 / アイルランド文学 / ケルト文化 / アイルランド女性史
研究概要

ヨーロッパの周縁ケルト文化圏が、EU の弱小国・地域支援と相俟って活性化し、文化的鎖国状態が続いたアイルランドも、特に文学的領域において目覚しい展開を見せている。その成果を通して、ケルト性が未来に向けて発信しているものを汲み取り、主流イングランド文化に対して見せるスタンスを探ることを目標とし、以下のように計画を進めた。
(1)イースター蜂起前後の女性たちを、コンスタンス・マーキヴィッチを中心に研究し、対イングランド意識を含めた「ケルト的」女性の生き方を追う。
(2)コンスタンスを初めとして、アイルランドとイングランドの狭間に生きたアセンダンシー階級の研究を通して、相互の意識と問題を知る。
(3)近年活躍する作家たちセバスチャン・バリー、ジョン・マッケナ等を読み、彼らが描くアイルランド女性像から、ケルト性を示す生き方を探る。
(4)英語文学圏で再評価が進むエリザベス・ボウエンを、アセンダンシーの代表と見做し、アイルランド女性とイングランド女性の特徴を併せ持つ点に注目、作家として、一女性として、その生涯を読み解き、上記ケルト性と関連付けて、総合的考察を加える。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2007

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] コンスタンス・マーキヴィッチ-その表象と記憶2009

    • 著者名/発表者名
      水之江郁子
    • 雑誌名

      共立国際研究 No26

      ページ: 75-99

  • [学会発表] Resilient and Facing their Realities: Women in the Works of John MacKenna.2009

    • 著者名/発表者名
      Ikuko Mizunoe
    • 学会等名
      Changes in Contemporary Ireland: Texts and Contexts
    • 発表場所
      Loughborough University (England)
    • 年月日
      2009-12-12
  • [学会発表] Something to Live for or Something to Die for: Constance Markievicz and What She Represented.2007

    • 著者名/発表者名
      Ikuko Mizunoe
    • 学会等名
      Ireland: At War and Peace
    • 発表場所
      University of Sunderland(England)
    • 年月日
      2007-11-09

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公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

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