媒介者としての独歩文学-ヨーロッパから日本、そして韓国へ

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19520290
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 各国文学・文学論
• 研究機関: 宇都宮大学
• 研究代表者: 丁 貴連 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (80312859)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: 媒介者 / 一人称小説 / 国木田独歩 / ワーズワース / ツルゲーネフ / 田榮澤

研究概要

西洋文学の一方的な受信者と知られる日本の近代文学が、韓国の近代文学に大きな影響を及ぼしていたという日本近代文学の「媒介者」としての顔を、国木田独歩の「春の鳥」(1903)を手掛かりとして明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] 「一人称小説が描き出す媒介者としての日本文学―国木田独歩の一人称小説を手掛かりとして」、国際日本文学研究集会会議録 (2010)
  • 著者名/発表者名: 丁貴連
  • 雑誌名: 国文学研究資料館 第33巻 ページ: 31-70
  • 査読あり
• [雑誌論文] 一人称観察者叙述形式が映し出す『新しい人間』-国木田独歩『春の鳥』を手掛かりとして (2008)
  • 著者名/発表者名: 丁貴連
  • 雑誌名: 日本文化研究(東アジア日本学会) 第28巻 ページ: 403-431
  • 査読あり
• [学会発表] 一人称小説が描き出す媒介者としての日本文学-国木田独歩の一人称小説を手掛かりとして (2009)
  • 著者名/発表者名: 丁貴連
  • 学会等名: 第33回国際日本文学研究集会
  • 発表場所: 国文学研究資料館
  • 年月日: 2009-11-27
• [学会発表] 媒介者としての日本文学-国木田独歩を手掛かりとして (2009)
  • 著者名/発表者名: 丁貴連
  • 学会等名: 東アジア日本学会・東北アジア文化学会2009年度秋季国際学術大会
  • 年月日: 2009-10-17